ゾンビがあふれる世界で俺だけゲームスキルが使える（パルテノンの宴）

俺はただのゲーム好きな大学生。
妹の凛（りん）、妹の同級生で隣人のほのか、そして同じ大学の頼れる遥（はるか）先輩たちと、穏やかな日常を送っていた――あの日までは。
それは、あるゾンサバイバルゲームを完全クリアした直後のこと。
意識を失った俺が次に目を覚ましたとき、世界は一変していた。
街を埋め尽くすゾンビたち。一瞬で崩壊した社会秩序。
妹を救うため、俺は恐怖を押し殺して家を飛び出した。
その最中、驚くべきことに気づく――ゲーム内で身につけたスキルが、現実でもそのまま使える！
「ゾンビカモフラージュ」――ゾンビに襲われなくなる強力なスキルだ。
「これがあれば、どんな危機でも乗り越えられる！」
妹も、仲間たちも、この世界に取り残された誰かも――俺はこの力で、みんなを守る！
そんな俺の股間は盛り上がりを抑えられないでいた――